スティッチソフト「Mistika VR」ファーストレビュー
皆さんこんばんは。VR映像制作合同会社ジーンの近藤将人です
一部界隈で噂になっている360度用スティッチソフト「Mistika VR」を試してみました。
左エリアに映像をドラッグアンドドロップして
主なカメラはプリセットがあるのでそれを使って始めれば素早く最初は繋がると思います。
GoProも最新のFusionからInsta360 Pro,Kandao Obsidian等主要カメラのプリセットが豊富です。
プリセットを読み込むとある程度は繋がった状態で出てきます。
最近は一体型カメラメーカーがスティッチソフトをリリースしていますが基本オートすぎて細かいところの編集ができないのですよね。
今使っているInsta360 ProのStitcherも使うカメラのエリアを指定したりはできないですし。
広く撮ってそんなに動きが少なかったら良い結果がでることもあるのですが動くと映像の境目でブレる場合がまだあります。
Mistika VRの場合、各カメラにEdge pointというのを打つことができて隣り合っているカメラのどっちの領域を使うかが直感的に操作出来ます。
人が固定のエリアに立っているけど境目にある腕が自動だとスティッチがブレてしまうみたいな時にうまくエリアを処理できますね。
Autopano Videoだとマスクというポイントを打つ形でしたがこのカーソルを動かすだけでいいのでわかりやすいです。
素早くOptical Flowの結果をモニターに表示してくれるので
Optical Flowをしていない状態もすぐに確認できますし、Optical Flowの効果エリアや強度も細かく設定できます。
きつすぎて歪むや動きが少なくて効果を絞りたいみたいなこともうまく調整しやすいです。
結構よかったのがカラーマッチ機能。
カメラが複数台あるとどうしても明るい所を捉えるカメラと暗い所を捉えるカメラでばらつきが出てしまいます。
色が会わないとスティッチがあっていても繋がりに違和感が出てしまいます。
それをバランス良く調整する機能があるのですがこれがなかなか自然で良い感じでした。
時間軸でも解析して調整してくれるので日中で日が動いていてもうまくあわせてくれるでしょう。
書き出しも豊富でH264はもちろん、ProResでも書き出せます。
書き出し時間もかなり早いです。
実時間の3〜4倍くらいで終わります(マシンスペックによりますが)
そして何よりすべての動作が早いです。
Edgeでマスクかけるのもパラメーター反映させてもサクサクです。
すごい早いマシンで作業しているわけではないのですが全然ストレスなく作業できました。
試しに撮ってみた比較です。(Insta360 Proの動画をInsta360 StitcherとMistika VRで繋げたもの)
30日体験版は無料で使うことができます(ただし書き出しは出来ないです)
30日ライセンスと月額ライセンスと年間ライセンスで支払えるという優しさ。
月額自動更新も€49(6000円ちょっと)なのでパッと使って見るにはよいかと思います。
このあたりのソフトも日進月歩なので大きく払うと懐に優しくないですがとりあえずこれくらいのコストなら新しく別のが出た時にすぐ乗り換えられるのでよいかなと思います。
とりあえず今取り掛かっているプロジェクトはこれで作業しようかと思います。
SGO Mistika VRのオフィシャルページはこちら。
明日も一日頑張りましょう、
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