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どっちがいい?「Insta360 X3」と「Insta360 ONE RS 1-Inch Edition」をプロが比較!

こんにちは、合同会社ジーンのVR映像クリエイターの近藤将人です。

最近立て続けに、360度カメラが発売されました。

・2020年10月発売:Insta360 ONE X2
・2022年9月発売:Insta360 X3
・2022年6月発売:Insta360 ONE RS 1-Inch Edition


「どれを買ったら良いかわからない!」という方に、ズバリ「この使いかただったら、これがベスト!」をわかりやすく解説します。

この記事は、2022年10月15日分公開のYouTube投稿をテキストに編集してお届けしています。

▼動画で観たい方は以下URLよりお楽しみください

話題の3機種をサクッとおさらい

Insta360 ONE X2

「Insta360 ONE X2(以下「X2」)」は、Insta360では初めてのタッチディスプレイが搭載されて話題となった360度カメラです。

Insta360 X3

「Insta360 X3(以下「X3」)」は「X2」の後継機種の360度カメラです。「X3」は「X2」よりモニターが大きくなっているので使いやすくなりました。

Insta360 ONE RS 1-Inch Edition

「Insta360 ONE RS 1-Inch Edition(以下「RS 1-Inch 360」)」はその名の通り、1-Inchセンサーを積んだ360度カメラです。6K動画が撮影できて、暗所撮影にも強いカメラです。

「アクションカメラ」と「360度カメラ」

まず購入検討に重要な、役割の違いを理解しましょう。

Insta360は、商品カテゴリとして「アクションカメラ」と「360度カメラ」を別物として明確に分けています。

・アクションカメラ:「X2」「X3」

360度カメラ:「RS 1-Inch 360」

アクションカメラは激しいアクティビティに対応した機種であり、360度カメラはそれ以外の特徴がある機種、となんとなくイメージできたでしょうか。つまり、「X3」と「RS 1-Inch 360」は別目的で開発されたものなのです。


X3」のアップデート・ポイントはここ!

モニターサイズ拡大で、使いやすさアップ

左「X2」、右「X3」

これまではモニターを直接触って操作する機種はあまり存在していなかったので、「X2」発売時はとても話題になりましたね。追従する形で他社メーカーの360度カメラもモニターを搭載してきました。
今回の「X3」は2.29インチモニターと、モニターサイズも大きな進化を遂げました。設定の切り替えやモニタリング操作が、非常に使いやすくなりました。

解像度は5.7K30fpsと「X2」と変化はありません。しかし、暗所耐性や画質のクオリティが「X2」より向上したように感じます。

また「X3」は、前方または後方の一レンズで最大4K動画で撮影できるようになりました。(下記動画参照)

右下のボタンで簡単にモード切替が可能になりました。シーンによって素早く切り替えができるのは使いやすいですね。

「X3」は、気軽にサクッと使いたい人におすすめ

「X3」はアクションカメラなので、防水はIPX8等級10m、防塵・防滴もしっかりしています。バイクに搭載したり、激しいアクティビティ、持ちながら走ったりなど、パッと出してサッと撮影する時に適しています。


Insta360 ONE RS 1-Inch Editionの魅力

1インチセンサー搭載

「RS 1-Inch 360」の魅力は、なんといっても1インチセンサーです。暗めの場所で撮影するときに断然おすすめです。(下記動画参照)

電球1つでほとんど真っ暗の状態でした

小型360度カメラはどうしてもセンサーが小さくなるので、暗所に弱いイメージが強いですよね。夕方や若干暗い場所での「X2」の撮影では、ノイズを感じる方も多いと思います。「X3」も「X2」よりは大きくなったので、ある程度の光がある場所だったら使えますが、「RS 1-Inch 360」には敵いません。

X3で街中を撮影

6K撮影が可能

「RS 1-Inch 360」は最大6Kで美しく撮影できます。「X3」のように片側レンズのみでの撮影はできないので、切り抜きたい場合は編集しましょう。「RS 1-Inch 360」の動画の美しさは他の機種と比較しても優位性が高いです。

自撮り棒の使用感

公式動画では、公式自撮り棒をつけてアクティビティ時に使用していますが、実際に使ってみるとカメラの重さで自撮り棒がしなるので、長い状態で使うのは破損などの危険があるように感じました。公式自撮り棒には120cmと70cmがありますが、「RS 1-Inch 360」では70cmが推奨されています。

また防水等級IPX3のため、水がかかるところや砂が舞うような場面では使用を控えたいです。

「RS 1-Inch 360」は、しっかり美しく残したい人におすすめ

小型360度カメラできれいな360度動画制作をしたい方や、切り抜き編集して美しい動画を制作したい方にとても適したカメラです。


仕事とプライベートで、プロはこう使い分ける

左「X3」、右「RS 1-Inch 360」

普段の仕事でも360度カメラで撮影をしていますが、仕事で選ぶのは「RS 1-Inch 360」です。小型サイズで6K動画撮影が可能な点、光が少ない場所でも対応可能な点は、あらゆる現場にもフィットします。個人的な趣味で日常をパッと撮影したりTikTokやSNSで使うようなユニークショットの撮影は、激しい動きや攻めた使い方ができる「X3」を選びますね。

また、補足ですが公式ストアのInsta360careに契約すれば、1年間の有効期間内に1度の無料修理・交換サービスが可能です。個人的には契約をおすすめします。修理代金で契約料金分は回収できるのではないかと思います。


Insta360でしか出せない世界観

発売日が近かったので「X3」の発表時にも「また出るの!?」と思った方もいらっしゃったと思います。また「X2」ユーザーの中にも「RS 1-Inch 360」に乗り換えたら今度は「X3」の発表が…と驚いた方もいるかと思います。

この短期間で360度カメラが2種類出てきたのはInsta360自体が、アクションカメラと360度カメラの両方を強くプッシュしてる印象があります。

個人的には「X3」と「RS 1-Inch 360」を使い分けていこうと思っています。「X3」の動画はまた機会を見て単独で公開できたらと思っています。

現状、360度カメラ界隈ではInsta360は強い印象です。他社アクションカメラも別の切り口で需要があるかと思いますが、Insta360でしか使えないシチュエーションがあると感じます。

ぜひ新しい魅せ方として、360度カメラを使っていただけたらと思います。


▼今回紹介した機種はこちら

Insta360 ONE X2
Insta360 X3
Insta360 ONE RS 1-Inch Edition

【執筆者紹介】
近藤将人
 合同会社ジーン代表
 VR 映像クリエイター

▼WEB・SNS
WEB:会社公式サイト
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